06/9/5
このような車体側面のハッチは米国のM3中戦車、 イタリアのM13/40などにも見られますが、防御上の弱点となる(耐弾性が低くなる)ため後の時代には姿を消しました。
下端に並ぶ窪みは、鋳造ブロック同士を結合するボルトを通すためのものです。
06/8/30
タミヤ MM の B1 bis の登場によってその存在価値を大きく減じたと言わざるを得ない al-by のレジンキット。 一見かっちり出来ているようですが、よく見ると装甲板が少しうねっています。
車体側面のディテールを全て削り落とし、完全に平らにしてから筋彫りを入れ直しリベットを一つずつ植える・・・ そんな無謀なことを本気で考えていた時代もありました・・・
しかし、今見てもなぜか十分魅力的なのです。
これは talby 。
このままでは防盾がつかえて俯角がとれないようでありますが、その辺のことはあとでゆっくり考えるとして、 とりあえずこの鋳造ブロックだけでも全体形を作ってしまいたいと思っています。
最近出たモデルアート誌別冊の"CHAR B1 bis"ですが、 大量の現存車輌の細部写真が載っています。同じ角度から撮ったソミュア S35 と B1 bis の砲塔の写真を 並べて違いを見せていたりしています。開発の経緯なども詳しく書いてあります。 私はあの模型をキット指定以外の塗装で仕上げようなどと夢想しているのでどうしても塗装図に期待してしまうのですが、 見開き2ページ、左側面のみ8台分(うち2台はドイツ軍使用時のもの)しかありません。まあこれはしかたないでしょう。この本では私が「キューポラ」と呼んでいたものを「車長用装甲偵察ドーム」と呼んでいます。 私もじつは円筒形でなくアリクイ状(?)の物を「キューポラ」と呼ぶのは抵抗がありました。といっても「車長用装甲偵察ドーム」というのは 大仰な感じがするので「車長用視察ドーム」とでも呼ぼうかと考えています。
ところで私は迂闊にもVol.2とあるのを見てはじめて1冊目がでていたことを知り、1冊目はなんだったのだろうと思って調べてみると ボーヴィントン戦車博物館のIV号戦車(長砲身改修)D型だけで一冊にした本のようですね。 去年IV号戦車初期型の二つのキットが日米のマニアの間で議論を巻き起こしたようですがこの本もそれに役立ったのでしょうか。